このたびはお問い合わせありがとうございます   


漏水調査業者のなかには、100万円というのもいれば15万円というのもいます。
(15万円は安いけど、不安でしょう?)

 当社のサイトをもう一度読み直し知識を身につけると、まともな業者か「ちょっと気の利いた水道工事業者」のアルバイトか分かります。電話で調査方法を聞くと、明白なのですが、「内視鏡やパイプカメラを挿入して・・・」なんて業者は絶対使わないで下さい。


● 依頼の前にやっておくことがあります。

1)漏水量の把握(使用しないのにメーターが回る、使用量の急激な増加や請求金額のアップ、
  消火補助水槽への補給量から、圧力低下から、等あります)
2)できれば埋設配管図、なければ敷地配置図と量水器から末端までの位置・個数
3)漏水の詳細な状況および断水や昇圧の可否など調査条件を明確にする

 当社では発見率を上げるために発注者側にも協力を呼びかけています。
 おそらくこうした取り組みは当社独自のものです。
「漏水調査を成功に終わらせるにはこれを読もう!」と言った感覚で読んで下さい。
 それに発注者側は、まず今まで何をすればいいのかさえ分からず全てお任せなのが、
「ああ、こんな事が重要なのか」と理解できます。


当社の良くある質問と答えのページに詳しく成功例、失敗例を書いています。
 埋没管漏水調査FAQ(よくある質問集)http://www.yoonnet.com/rousuifaq.html
施主、敷地所有者にも当社の技術の特徴、長所と調査の限界をご理解いただき、参考にして下さい。
とくに阻害要因(環境騒音や管種,埋設深度、漏水量の問題など) がありますのでご注意下さい。


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 < 漏水調査における発見率向上に向けた発注者側の協力態勢義務について >

     漏水調査成功の鍵は、発注者側の

      1)詳細な情報提供
      2)発見に対する協力
      3)発見に対する執念 に大きく関わっています。


     長年の調査実績、数々の成功と失敗例を検討していくと上記3点が重要な要素です。


1)詳細な情報提供:漏水量の把握と可能な限りの計測またその方法の情報伝達
 通常、使用していないのに量水器が回る、タンクの液面が下がる、圧が直ぐ落ちる、水が滲み出る等の物理的現象から捉えられる場合が多いのですが、量水器が回る以外は直接漏水量を測ることはできません。
そんな場合でも液面の表面積と低下速度から計算は可能ですし、圧力低下の場合は、系の容量(例えば100Aの配管300m)において8kg=>5kgまで10分で低下などの情報が重要です。

 極論すればこの情報だけで漏水発見できるか否かの判定ができる場合があります。
「オーナーから漏水と聞いただけなので詳細は分からない」といった場合にまず現場を確認して下さい。
そうした状況確認の予備調査は当社でも可能ですが、かかる費用を考慮すると現場に密着した発注者側で行う方が手軽に安価でできます。

「相当漏れてる、すぐ圧が下がる」は人により状況により基準があいまいですから、数値で願います。

 調査の方法は教えます。漏水量の推移も参考になります。
  半年掛けて徐々に上がった使用量か突然倍になった料金などの情報も重要。
  漏水の状況、周りの環境についても詳細に連絡下さい。

 漏水調査は音聴のため、廻りの騒音環境についての情報は必須です。
敷地前を国道が走っている、トラックダンプの通行が頻繁という状況などの場合は誰にも分かりますが、
管路近くに常時稼働しているポンプ、トランス、冷却塔、排気口等がある場合、要注意です。
そうした状況によっては平日昼間でなく、夜間、早朝、土、日曜日もしくは対象物件の定休日に音聴します。


2)発見に対する協力:
・協力の方法にも発注者の態勢により各段階があり、できる限りの協力で構いません。
・具体的には
  1. 対象配管系は全て調査できる態勢作り
  2. 鍵、入退室管理、駐車場であれば管路上の車を排除などに始まり
  3. 断水、ポンプ発停の許可取付、セキュリティ解除、アラーム解除は当然とし  
  4. 昇圧減圧の協力
  5. 竣工図、施工図の入手
  6. 確認調査のためのハンマードリル(20mmφ)使用許可 などがあります。


3)発見に対する執念:
 ・ここでは根性論を説いてはいません。
  「最悪全部掘り返す」の覚悟があれば何でもやれるものです。
 ・音聴で発見できなくても管路を半分にして耐圧テストを繰り返せば  
  管路の1/4、1/8、1/16・・・と漏水箇所は絞られてきます。

 あるいは10m毎→5m毎→3m毎→2m毎→にドリルで穿孔、確認を繰り返せば発見できる場合もあります。要は当社技術をどの段階で使えば最も効率的かを発注者側にも検討頂くと言う主旨です。
「はじめから何もしないで、おたくらが見つけてくれればそれが一番安上がり!」と言う気持ちはよく分かります。
しかし掘り返した方が安いものや、ドリルで穿孔、確認を繰り返すのなら自分たちでもできるとか、漏水量が微少で発見確率が低いなどでしたらそちらをお薦めします。

※ 失敗例の最たるものは、まともな情報提供もなく、全部こちらにお任せ、お手並み拝見の姿勢です。

注意事項:

(1)何らかの正当な理由で漏水が発見できない場合は提示金額の1/2額を請求します

(2)漏水でなく、弁閉め忘れ、機器・機材への定常的送水(製氷器、加湿器、常時ドレンブローの機器)その他の理由が発見された際も調査と見なします。(正当な理由とは、配管が水で十分加圧できない状態にあった場合、漏水量が極端に少なく漏水音が発生していない場合、もしくは漏水量が多すぎて漏水音が響き、場所が特定できないなどの場合です)

(3)敷地内の騒音のため漏水位置が絞り込めない、実際の位置がずれた場合も提示金額を請求します。(加圧給水ポンプを一時的でも停止できない場合や工場、作業所敷地内の騒音発生源を停止できない場合です。加圧ポンプ停止をお願いする時間は通常10分間を2〜3回程度です)

(4)確認のためにハンマードリルで穴開け20mmφを行いますが、これができないと調査が完結できない場合があります。このため漏水位置が絞り込めない場合は、漏水箇所に当社で責任を負えません


※ 当社に依頼する最大のメリットは以下のような場合が多いです。
  1.「管路図もないし、相当長い距離でかなり漏れてる」掘り返すには莫大な費用!
  2.「見つかっても他にあるのかないのかが確認できない」(漏水無しの確証調査)
  3.「管路が全くつかめず、掘り返し、配管を切るにも手が付けられない」


▼ 調査の概要は以下に有ります。一読ください。
  *漏水調査概要ページ http://www.yoonnet.com/rousui.html
  *会社概要(PDFファイル) http://www.yoonnet.com/pdf/yn.pdf


▼ HPにも載せていない情報が以下にあります。
  *関連参考資料(PDFファイル) http://www.yoonnet.com/pdf/lk.pdf
  *埋設管漏水調査記事 http://www.yoonnet.com/book/Dec02.html 〜 Dec028.html