埋設管の漏水調査は掘削せずに行うことが可能です。
これは漏水の噴射音を音聴調査することでピンポイントにて発見できるため工期が短く(通常1、2日)、コストも大幅に抑えることが出来ます。
掘削埋め戻しがないので舗装の補修工事が無く、工期・コストとも最小限に抑えられます。
埋設管漏水調査
以下の3つの質問に回答いただければ見積可能です。
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- ビルですか、マンションですか、工場ですか?
- 埋設距離はどれ位ですか?
- 漏水量は毎分何リットルですか。それはどこで測定しましたか?
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漏水診断(本格調査の前に)
こういった方々のために漏水診断をお勧めしています。
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- 系統が複雑で大規模、給水か給湯か消火かも分からない。
- 漏水量はどこで測ったらいいか分からない。
- 埋設距離も分からない。
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水道局からの漏水案内(水道局「漏水かなと思ったら」より)等も参考にしてください。分かり易いです。
各都道府県の水道局に詳細なお知らせもあります。→ 例:東京都水道局「漏水について」
■ 漏水調査FAQ
建物、工場敷地の埋設管漏水調査・管路調査についてのよくある質問のページはこちらです。 → 詳しくはこちら
■ 問い合わせ前に
調査を依頼する前に伝えること・確認すべきこととは? → 詳しくはこちら
■ あなたにもできる漏水調査
漏水調査はさまざまな手順を踏んでいく作業です。いきなり探そうとしても無理です。
兆候はたくさんありますので、先ずはそれらを当たってみて下さい。 → 詳しくはこちら
■ 漏水診断のご提案
当社では、漏水が起こったとき、系統・漏水量の確認・調査方法の検討と可否をご提案します!
お問い合わせ後の技術的なフォローを致します。
こちらの漏水診断に関するページをご覧ください。
漏水調査の概要
微少な漏水音を水が漏れる音として捉え、たとえコンクリートやアスファルトの舗装でも検知します。
つまり、場合によっては、大きな費用削減効果となって表れます。
給水管や消火管など管内圧により噴出する漏水音を漏水探知器などで捉え、配管の埋設深度も1.5から2.0m程度までは調査可能です。
この技術により地中漏水の補修箇所を特定するには大きな威力を発揮します。
漏水量としても延長7kmの区間から、毎分0.2リットル(1分間にコップ1杯)の漏れを検知した例もあり、
私が担当した現場では毎分35cc(ミリリットル)の微少な漏れから「チーッ」という音を聞いて見つけました。
一方、毎分30リットルの大きな漏れが全く分からないこともありましたし、毎分300リットルの漏れにいたっては、
いたるところで「ゴー!シャー!ボー!ボワー・・・ファー」といってある範囲でしか特定できないこともありました。
■ よくある質問と答の頁(FAQ)も参照して下さい。
埋設管漏水調査
埋設消火管、給水管、給湯管、工業用水管、井水管、排水圧送水管など、水圧がかかる管での漏れ箇所を調査し、探知します。
次の場合は調査できません。
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- 水圧のない排水管(雨水排水、雑排水、汚水排水)
- かなりの環境騒音を伴う場所での音聴調査(止められない加圧給水ポンプ付近・工場)
- 乾式連結送水管(満水の準備が必要)同様に内圧が0.2Mpa(kg/cm2)以下の系統
- 湧水や土中から滲み出た漏水調査(残留塩素試験を行い、水道水と分かれば可能)
- 建物の屋根、天井、壁、床から浸み出た雨漏りなどの漏水調査
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次の場合は「音源調査による」調査はできません。
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- 2m以上の深い埋設管(ゴルフ場の埋設給水管等)
- 漏水量毎分0.1リットル以下の浸み出るような漏水
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漏水量の確認
漏水量は、給水管では量水器で行い、消火管では上写真のように、消火補助水槽のボールタップからの漏れ量などで確認します。
補給水を止めて水位の降下速度から測る場合もあります。
水道料金が倍あるいは3倍の請求になった!なども、もちろん漏水量の参考になりますが、絶対量として月間何立法メートル使用量が
増加したのかを把握する事が大事です。
給水管の量水器をもう一度確かめて下さい。(建物内の全ての水栓を閉めてから!)
真ん中のパイロットと呼ばれる銀色のコマがクルクル回っていたら水が流れていることを示しています。
その隣に針があり、1回転したら10リットルです。3分間もしくは5分間測ってどれくらい針が動くか確認して下さい。
時間経過ごとにデジカメなどで写真を撮って、それらを見比べるとパイロットが動いているかどうか解り易いです。
管路、系統の確認
漏水調査は系統や管路調査、露出部の音聴からはじめますが、引き込み管の量水器にはじまり、受水槽、高架水槽、
もしくは加圧ポンプ、給水管、水栓となっていたり、消火管や給湯管につながってその先が漏れている事もあります。
途中にバルブがあればそれを締めて、まだ漏水が続くかどうかで調査範囲を狭める事ができ、この操作は皆さんで行えます。
管路調査ではロケーターという金属探知器を使います。塩ビ管や温泉管のように非金属管の場合は音聴調査だけで分かる場合もあり、
地上部から音を響かせて埋設部の管路を探査する事もあります。
金属探知器は対象管に磁波を流して行う方式のため、調査対象管が正確につかめ、埋設深度も判明します。
ですから、図面が全くない敷地でも調査は可能です。管路の調査だけを行う場合もあります。
管路調査の詳細はこちらの管路調査のページにあります。
音聴調査、状況の確認
漏水調査は音聴調査が主ですが、湿地や水溜まり、陥没箇所など調査員の目と耳、それに経験とノウハウが大きくものを言います。
音聴棒や漏水音を増幅して聞く、微かな漏水音を手がかりに探査しますが、いろんな雑音を聞き分けるのが経験です。
側溝やマンホールに漏水が流れ込んでいる場合もあり、これらは重要な手がかりとなります。
水道工事業者のなかには音聴棒や漏水探知機を所有していますが、そういったところからの依頼が実は多いのも当社の特徴です。
なぜか?
「どれが漏水音か聞き分けられない」といった声が圧倒的に多いからです。
経験や勘だけでなく、場合により相関式漏水探知器などを使用し技術的な裏付けをもった調査をします。
その他にこの方法による漏水調査の特長は:
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- 試掘、掘削や水圧試験、系統毎の縁切り、圧力試験は不要です
- 総延長1キロメートル程度でも漏水調査は1日で終わります
- 路面鋪装の種類、有無にほとんど関係なく調査できます
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クリックすると拡大表示します |
クリックすると作業映像がみられます(約2.2MB) |
クリックすると作業映像がみられます(約344kb) |
相関式漏水探知器
地上部2点間にセンサーを設置し、中間に存在する漏水を漏水音の伝搬時間から位置を調査するというのがこの装置です。
ピックアップと子機の2セットおよび親機からなります。
画像1は2台の子機から信号を受け演算し、2地点間のどの辺りに漏水音が発生しているのかを波形のピークにより表している状況です。
画像2は、ある漏水を検知した時の画面例です。
画像1 |
画像2 |
ダウジング手法 昔、井戸掘り業者が水脈を探り当てたり、弊社のように水道管路を探すときに 裏技として使っているのがこの方法です。針金をL型に曲げただけの簡単なものですから 怪訝な顔をされますが、ちゃんと地磁気の原理を応用したものになっています。 これは調査の補助的な方法として使います。
| クリックすると映像でみられます(約390kb) |
つくば宇宙センターでの調査事例より |
つくば宇宙センター正門 |
屋外消火栓に取付けた金属探知器で 埋設管路を探査します。 |
金属探知器のもう一方のデバイス。 これで管路を調査します。 |
対象区画を探査し、 十センチの正確さで管路を探します。 |
管路調査後、漏水探知器で調査 |
排水桝に流れ込んでおり傍のアスファルトに 穴を開けると漏水が吹き出してきます。 |
排水管を伝って外側から流れる水量は 毎分12リットルと推定。 |
同建物駐車場からも発見。 漏水量毎分8リットルと推定。 |
* 写真はすべてクリックで拡大表示します。 |
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調査のメリット |
- 漏水の発見で上下水道料金の節約ができます
- 配管の悪化、地面陥没、軟弱地盤を阻止します
- 補修工事がピンポイントの掘削で済み、作業は大幅に軽減です
ある消火管調査例では、調査費はひと月分の漏水量以下でした。 つまり調査のおかげで、元は数週間で取れたことになります。
漏水量 毎分11リットル 水道料 約¥178,000
毎日15.8m3 下水道料約¥120,000
毎月475 m3 合計約¥298,000/月の上下水道料金
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お客様の声 |
- 延長7kmの埋設消火管からたった1箇所のピンホールを探り当てるなんて神業としか言いようがない。
漏れの徴候は13棟のうち1棟にある消火補助水槽からの毎分コップ1杯の漏れのみでした。(ビル管理者)
- 調査前は試掘して系統を分けて弁をつけて圧力試験と思っていましたが、試掘予定の場所には配管が敷設されてなかったなんて
洒落にもなりません。おかげで補修工事は漏れた箇所だけ直すことができ、大変なコスト削減で実現しました。 (配管設備業者)
- 一度に数カ所も漏水が発見できるなんて信じられません。補修したらまだ漏れがありもう一度調査してもらったら
また見つかりました。施主には補修より更新を提案する予定です。(消火栓施工業者)
- 管路が正確に出るため図面もない古い管路や、とうの昔に建て壊した建物の系統管が分かり驚きました。
これで埋設管の系統がつかめました。(工場施設担当者)
- 一度の調査で水道料金が節約できました。こんなに無駄に料金を払っていたなんて、もっと早く調査していればと思いました。
調査費用はすぐに元が取れました。(施設管理者)
- あちこちで断られて難しいとなかばあきらめていた埋設温泉管(非金属管)の調査でしたが、快く引き受けてくれた。
他が断ったのに本当に大丈夫だろうかと半信半疑でしたが、1kmほどの区間に3箇所見つかり、並行する給水管の漏水も 2箇所見つかりました。おかげでみるみる下がっていたタンクの水位はピタリと止まりました。(温泉配管施設管理者)
「しかし、うちの場合はどうなんだろう?」 そんな方のためによくある質問集(FAQ)を用意しました。 ここには過去の事例からいくつかピックアップして解説しています。よくある質問はこちら
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埋設管漏水調査実績表
調 査 物 件 |
調 査 内 容 |
所 在 地 |
核燃料サイクル開発機構 I,II,III |
埋設給水管漏水調査 |
茨城県東海村 |
つくば宇宙センター I,II,III |
埋設消火栓管漏水調査 |
茨城県つくば市 |
(財)日本自動車研究所 |
埋設給水・給湯管漏水調査 |
茨城県つくば市 |
東芝、府中事業所 |
埋設給水管漏水調査 |
東京都府中市 |
東芝、日野社員寮 |
埋設消火栓管漏水 |
東京都日野市 |
日産自動車追浜工場 |
埋設消火栓管漏水調査、管路調査 |
横須賀市 |
日産自動車東京モーター |
埋設給水管漏水調査 |
東京都世田谷区 |
日産自動車東京モーター忠生店 |
埋設給水管漏水調査 |
東京都町田市 |
スズキ大須賀工場 |
埋設工業用水管漏水調査 |
静岡県 |
明治大学アカデミーコモン |
埋設連結消火管漏水調査 |
千代田区神田駿河台 |
センコー富士配送センター |
埋設消火栓管漏水調査 |
静岡県富士市 |
アイリスオーヤマ |
埋設消火栓管漏水調査 |
埼玉県熊谷市 |
パチンコ店アスカ |
埋設消火栓管漏水調査 |
埼玉県熊谷市 |
鬼怒川太陽ファミリーランド別荘地 |
漏水調査温泉給湯管漏水調査(お客さまの声掲載) |
日光鬼怒川 |
東五反田区民住宅 |
埋設連結消火管漏水調査 |
東京都目黒区 |
青木黒板製造所 |
給水管漏水調査 |
東京都羽村市 |
住友重機械工業狭山寮 |
給水管漏水調査 |
埼玉県所沢市 |
横浜いずみ介護老人施設 |
給水管漏水調査 |
横浜市泉区 |
可世木動物病院 |
埋設給湯管漏水調査 |
茨城県竜ヶ崎市 |
べネックス新田工場 |
埋設給水管漏水調査 |
群馬県新田郡 |
東日本エフピコ物流センター |
埋設給水管漏水調査 |
栃木県 |
柏の湯(スーパー銭湯) |
埋設給水・給湯管漏水調査 |
千葉県柏市 |
ベルフラワーハイツ長谷 |
埋設給水管漏水調査 |
神奈川県厚木市 |
キリンビール仙台工場 |
埋設給水管漏水調査、管路調査 |
仙台市 |
西葛西、清新北ハイツ |
埋設消火栓管漏水調査(プロジェクトXに掲載) |
千葉県浦安市葛西 |
日野自動車羽村工場 |
埋設給水管、管路調査 |
東京都羽村市 |
NTT 霞ヶ関ビル |
埋設給水管漏水調査 |
東京都中央区 |
鶴見第2スカイハイツ |
埋設消火管漏水調査 |
横浜市鶴見区 |
品川インターシティ大空間 |
埋設給水管漏水調査 |
東京都品川区 |
住友建設技術研究所 |
埋設給水管漏水調査 |
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ラヴィドール聖蹟桜ヶ丘 |
埋設給水管漏水調査 |
聖蹟桜ヶ丘 |
多摩市スカイプラザ豊ヶ丘 |
漏水調査 |
東京都多摩市 |
日本通運川口物流センター |
埋設給水管漏水調査 |
埼玉県川口市 |
東京共済病院 |
埋設給水管漏水調査 |
東京都目黒区 |
大森記念病院 |
埋設給水・給湯管漏水調査 |
東京都品川区 |
市原市大日本インキ工場 |
循環水・埋設管漏水調査 |
千葉県千葉市 |
桜美林ハイツ |
埋設給水管漏水調査 |
横浜市保土ヶ谷区 |
本田技研栃木工場 |
埋設給水管漏水調査 |
栃木県高根沢 |
Investigation of Leakage at Underground piping USA Military |
USA Military Yokosuka Base |
Steam piping |
横須賀市 |
USA Military Yokota Base |
Jet fuel piping |
福生市 |
米軍横須賀基地内 |
スチーム還水管路、暗渠位置調査 |
横須賀市 |
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(他多数。漏水を知られたくない事業所やホテル、営業所様などの分は掲載しておりません)
漏水に関するご相談はこちらのフォームからお問い合わせください。
■ 戸建て・マンション戸内の漏水調査についてはこちらのページをご覧ください。
電子書類(PDFデータ)をダウンロードできます。
論文は別窓にて閲覧可能です。また、PDFデータもあります。